セカンドオピニオンは必要なの?
セカンドオピニオンを受けない場合
乳がん治療の話を芸能界でもよく聞くようになりました。ガンの治療方法はたくさんありますがあまり一般の方には知られていません。
そんな状況で乳がんの宣告をされたとしましょう。ショックと同時に、先生を信じて治療に専念しようと覚悟を決めるのがほとんどです。
当然先生も熱心に治療の説明をします。説明を受けるうちに信頼関係も出来上がります。すると、初めは不安な点があったとしても信頼して治療へと進んでいくと思います。
例えば、乳がんで全摘出が必要だと言われたら疑うことなく従うでしょう。もちろん私も同様に従います。
でも、放射線治療の選択肢があったとしても主治医の支持に従うはずです。決して主治医が、誤った選択をしているはずがありませんし、主治医も最善と考える治療を勧めてくれています。
もちろんこれにより寛解(症状が消滅)可能です。
ところが放射線の専門医が在籍する病院なら乳房を温存する放射線治療が受けれたかもしれません。
ガンの3大治療という言葉があります。
外科手術治療、抗がん剤治療、放射線治療 を指します。
日本は胃がんの罹患率が高いため外科手術が多いのが現状です。さらに抗がん剤や放射線治療の専門医も少なく結果として外科手術に頼っているのが現状です。
そのため上記のケースの様に外科手術が最善と選択されることは一般的なのです。
セカンドオピニオンの必要性
セカンドオピニオンはなぜ必要なの?
理由は大きく分けて2つあります。
1つは医療格差があるからです。もう一つは治療の多様化です。
医療格差とは病院の設備の格差、技術の格差、病院に属する専門医の数の格差があります。
また、治療方法も、一般の方は自分にあっている治療が何か知りませんし、インターネットで検索しても多くの治療方法が出てきてしまいます。しかしどれが自分にあった治療方法かはわからないのが現実です。
そのため、自分にあった治療をどの病院でどの先生にお願いすべきかを明確にするのがセカンドオピニオンなのです。
主治医に悪い印象を与えるのではと思われる方もいらっしゃいますが昨今はセカンドオピニオンを受けることが前提のケースもあります。
一般の病院でも病院でもセカンドオピニオンを、受けられる仕組みを準備しているケースもあります。
ただセカンドオピニオンを受けるタイミングはとても重要です。
治療が始まって入院や手術を受けてしまうとセカンドオピニオンは受けられなくなります。
必ず病名がわかり治療計画ができた時点でセカンドオピニオンを受けられることをお勧めします。